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クリスマスツリーワーム(日本名:イバラカンザシ)。さまざまな鮮やかな色のものがあり、あまり動かないので、撮影好きのダイビング女子には人気です。

生息地は?
カリブ海からインド太平洋にかけての熱帯海域に生息しています。
サンゴに住処を作ります、時折、シャコガイの中に潜り込むこともあります。
住処にする珊瑚にはこだわりがあるらいしいです。科学者の推測では、繁殖しやすい環境だったり、外敵を寄せ付けないサンゴがあるらしいです。

からだの仕組みは?
平均体長は3.8cmで、それほど大きくはありません。ツリーのように見える部分は触手で、呼吸をしたり微細な植物プランクトンを捕らえています。体の大部分は、硬質サンゴなどに作った穴に隠れています。ワームは定住性で、一度気に入った場所を見つけると、あまり動きません。しかし、影や光の変化、触覚、動きを感じると巣穴に引っ込み、捕食者から身を隠します。後で巣穴から少量の剛毛を突き出して危険が去ったかどうかを判断し、安全確認次第にまた美しい触手を開きます。

生物なの?植物なの?
カラフルに飾りつけた美しい植物のようですが、実は多毛類と呼ばれる海底に潜る虫です。釣りエサなどに使われているゴカイの親戚です。

寿命は?
汚染されていない生息地であれば約40年です。しかし、気候変動や捕食などにより、寿命は10~20年程度といわれています。

捕食者は?
エビ、カニ、ウニや 熱帯魚(特にチョウチョウウオの仲間)が食べます。触手の一部が残っている場合、数週間で再生します。

脅威
現時点では、クリスマスツリーワームの個体数は安定しており、保護活動も行われていません。しかし、彼らの住処であるサンゴや周辺の環境の変化により悪影響を受ける可能性があります。1つめは、人間が石炭や石油を燃やして作り出す二酸化炭素により海水の酸性化が促進され(詳しくは、地球環境研究センターの記事をご覧ください)、クリスマスツリーワームが石灰質の管を形成して繁殖することが難しくなっています。2つめは、彼らの住処でありサンゴの減少です。3つめは、水中写真家、ダイバー、アクアリストが、水族館に取引するために捕獲をしていることがあります(全ての人ではなくある一部の無知な方です)。

まとめ
美しいクリスマスツリーを水中で見れるのは素晴らしいことですね。ただ、臆病らしいので驚かせないようにゆっくり静かに近づいて撮影しようと思いました。日本では北海道以外で見られるとのことでしたので、是非探してみてください。

 

 

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