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半人半蛇は世界で各地で伝えられている?


世界各地の神話や伝説には、半人半蛇の存在が数多く登場します。これらの存在にはそれぞれ異なる名前があり、文化ごとに独特の解釈や特徴があります。以下に、いくつかの有名な半人半蛇の存在とその呼び方を紹介します。

ナーガ(Nāga) – インド、東南アジア
ラミア(Lamia) – ギリシャ神話
エキドナ(Echidna) – ギリシャ神話
シースハ(Shesha) – インド神話
ヌワ(Nüwa) – 中国神話
ククルカン(Kukulkan) – マヤ神話
ケツァルコアトル(Quetzalcoatl) – アステカ神話
メリュジーヌ(Melusine) – ヨーロッパの伝承
ジャラタロ(Zaltys) – リトアニアの伝承

引用元:Wikipedia

1. ナーガ(Nāga) – インド、東南アジア

  • 出典: ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教など
  • 説明: ナーガは、インド神話や東南アジアの伝承で登場する半人半蛇の神聖な存在です。通常は上半身が人間で、下半身が蛇の形をしていると描かれます。彼らはしばしば水の守護者や神聖な知恵を持つ存在として崇拝されています。
  • 特徴: ナーガは、水や豊穣を司り、守護的な役割を持つことが多い。

引用元:Wikipedia

  • 2. ラミア(Lamia) – ギリシャ神話
  • 出典: ギリシャ神話
  • 説明: ラミアは、元は美しい女王でしたが、ゼウスとの関係によりヘラの怒りを買い、子供を失ったことで怪物に変わったとされています。半人半蛇の姿で描かれることがあり、しばしば男性を誘惑する吸血鬼的存在としても描かれます。
  • 特徴: 主に子供を襲う怪物として恐れられる。

引用元:Wikipedia

  • 3. エキドナ(Echidna) – ギリシャ神話
  • 出典: ギリシャ神話
  • 説明: エキドナは「怪物の母」として知られ、半人半蛇の姿を持つ強力な怪物です。彼女はタイポーンとの間に、キマイラやヒュドラ、ケルベロスなどの有名な怪物を産み出した存在です。
  • 特徴: 怪物たちの母であり、ギリシャ神話の中で原初的な恐怖を象徴。

4. シースハ(Shesha) – インド神話

  • 出典: ヒンドゥー教
  • 説明: シースハは巨大な蛇で、宇宙を支える存在として知られています。彼はしばしばヴィシュヌ神の寝台として描かれ、宇宙の維持に関わる重要な役割を持つとされます。
  • 特徴: 宇宙を支える神聖な蛇。時には人間の姿に変わることもあります。

引用元:Wikipedia

5. ヌワ(Nüwa) – 中国神話5. ヌワ(Nüwa) – 中国神話

  • 出典: 中国神話
  • 説明: ヌワは、中国の創造神話に登場する女神で、しばしば半人半蛇の姿で描かれます。彼女は人類を創造し、天を修復したことで知られています。ヌワの兄弟である伏羲(Fuxi)も、同じく半人半蛇の姿をしています。
  • 特徴: 創造神、文化英雄であり、洪水を鎮め、天を修復する存在。

引用元:Wikipedia

6. ククルカン(Kukulkan) – マヤ神話

  • 出典: マヤ文明
  • 説明: ククルカンは、マヤ神話に登場する羽毛の蛇神で、しばしば人間の姿に変わることができる存在です。ククルカンは、風や知識、生命を司る神として崇められています。
  • 特徴: 蛇の形を持つ神で、マヤ文明では非常に重要な神の一つ。

引用元:Wikipedia

  • 7. ケツァルコアトル(Quetzalcoatl) – アステカ神話
  • 出典: アステカ神話
  • 説明: ケツァルコアトルは、アステカの羽毛の蛇神で、創造、知識、風、豊穣を司ります。しばしば人間の姿をとることができ、文化や文明をもたらした神として崇拝されています。
  • 特徴: 蛇の形を持つが、人間の姿にも変身できる神。

引用元:Wikipedia

  • 8. メリュジーヌ(Melusine) – ヨーロッパの伝承
  • 出典: 中世ヨーロッパの伝承
  • 説明: メリュジーヌは、下半身が蛇や魚の形をした女性で、特にフランスやドイツの伝承で有名です。彼女はしばしば妖精や水の精霊として描かれ、人間の男性と結婚するものの、その秘密が暴かれると去ってしまうという物語が多いです。
  • 特徴: 人間の女性と蛇の特徴を持ち、特に水や湖に関連した伝承を持つ。

引用元:Wikipedia

  • 9. ジャラタロ(Zaltys) – リトアニアの伝承
  • 出典: リトアニアの民間伝承
  • 説明: ジャラタロは、リトアニアの伝承に登場する蛇に関連した神聖な存在です。しばしば守護者や再生の象徴とされ、蛇の形をした存在が半人半蛇の姿で描かれることもあります。
  • 特徴: 蛇は生命や豊穣の象徴として扱われ、半人半蛇の姿は再生や守護を意味する。

しっかり、半人半蛇と描かれるのは、
ナーガ(Nāga)、ラミア(Lamia) 、エキドナ(Echidna)といったところでしょうか。

ラミアとエキドナは同じギリシャ神話からですが、その違いはあるのでしょうか?

ラミア(Lamia)は、ギリシャ神話に登場する怪物で、しばしば人間の上半身と蛇の下半身を持つ存在として描かれます。彼女は、美しい女性の姿を持つこともありますが、恐ろしいモンスターの形に変わることもできるとされています。ラミアは、特に子供を捕まえて食べる怪物として恐れられていました

子供たちを捕らえて食べる怪物や男性を誘惑する怪物
元々、ラミアは美しいリビアの女王であり、ゼウスと恋仲になったとされています。しかし、これに嫉妬したゼウスの妻ヘラによって、彼女は呪われ、子供たちを失ったことから狂気に陥り、他人の子供たちを襲うようになったという話があります

☆子供たちを捕らえて食べる怪物。
☆美しい女性として男性を誘惑し、恐ろしい怪物に変わる。



時代が進むにつれて、ラミアは吸血鬼やサキュバスのような存在とも結びつけられ、特に夜間に人間を襲う危険な存在として恐れられるようになりました。

エキドナ(Echidna)は、ギリシャ神話に登場する「怪物たちの母」として知られた存在で、上半身が美しい女性で、下半身が巨大な蛇という形をしている怪物です。彼女は、多くの恐るべき怪物を生み出す怪物的な恐怖の源として描かれます。彼女の子供たちは神々や英雄たちの敵であり、物語の中で強力な試練や脅威となり、子供たちは討たれることがありますが、彼女自身が直接討たれることはほとんどありません。エキドナ自身は不死であり、永遠に生き続ける存在とされています。

怪物たちの母
エキドナは、夫であるタイポーン(Typhon)との間に数多くの有名な怪物を産みました。「地の果て」にある暗い洞窟に住んでいたとされています。彼女はこの洞窟から出てこず、そこに隠れ住んで怪物たちを生み出し続けていたという伝承があります。彼女の子供たちには、以下のようなギリシャ神話における強力な怪物たちが含まれます。
キマイラ(Chimera):頭がライオン、胴体がヤギ、尻尾が蛇の怪物
ヒュドラ(Hydra):多頭の蛇で、頭を切り落としてもすぐに再生する
ケルベロス(Cerberus):地獄の門を守る三つの頭を持つ犬
スフィンクス(Sphinx):ライオンの体と女性の顔を持ち、謎かけをする怪物
オルトロス(Orthrus):双頭の犬
ネメアの獅子(Nemean Lion):ヘラクレスの12の難業の一つで退治された怪物

エキドナの特徴をまとめると、彼女はギリシャ神話における「怪物たちの母」として、半人半蛇の姿を持つ強力で恐るべき存在です。彼女は怪物の起源を象徴し、夫であるタイポーンとともに、神々や英雄たちにとって大きな脅威を生み出してきました。

ラミアとエキドナはどちらもギリシャ神話に登場する怪物ですが、彼女たちには明確な違いがあります。
それぞれの伝説や役割が異なるため、以下に主な違いをまとめます。

ラミア は元々は美しい人間であったが、自身の子供たちを殺されてからは、その悲しみと怒りから狂気に陥り、他人の子供を襲うようになります。ラミアは特に「子供を襲う怪物」としてのイメージが強いですが、男性も襲いその地を吸血します。男性を誘惑するほどの美しい女性の上半身に、下半身が蛇という形になり、その境界線は曖昧に描かれることもあります。
嫉妬や母性の喪失、呪いと狂気の象徴とされています。彼女の物語は、母としての苦しみと復讐がテーマとなることが多いです

エキドナ は、数多くの怪物を産み出し、ギリシャ神話における恐ろしい怪物のルーツともいえる存在です。「怪物たちの母」としてのイメージが強く。上半身が女性で下半身が巨大な蛇という形で描かれることが一般的です。彼女の姿は、人間の要素と蛇の要素がはっきりと組み合わさったものです。
混沌と破壊を象徴する存在です。彼女はギリシャ神話の中で、多くの怪物の起源となるため、原始的で恐るべき存在としての側面が強調されます

ラミアのイメージ
下半身は人間に足と錯覚するように細身、上半身と下半身の境界線は曖昧よって蛇の尾も肌色に近い、男性を誘惑できるほどの美女であり、人気の少ない静かな場所にいる。

エキドナのイメージ
下半身は太みのある蛇で肌色とは区別できるような模様や色で、若々しさというよりかは母のような優しい感じの女性であり、そして洞窟にいる

日本には半人半蛇の伝承などはないのか?


半人半蛇の妖怪や神はいませんが、
白蛇伝説大蛇にまつわる伝承、女性の姿に変わる、または半人半蛇の姿になるといった話が含まれる場合もあります。
また、半身が蛇の妖怪や神として、「八岐大蛇(やまたのおろち)」や「嫦娥(じょうが)」などの伝説があります。
日本には「半人半蛇」の存在として特定される妖怪は、他の文化ほど一般的ではないものの、蛇と人間が関わる伝承や神話は多く存在します。特に、蛇や大蛇が神聖視されたり、恐れられたりする中で、人間の姿に変わる蛇や、蛇と融合した存在が登場することがあります。

あれ?日本の妖怪の”濡女”って女性と蛇の姿をしていませんでしたか?

引用元:Wikipedia

濡女は、水辺や雨の中で出没する全身が濡れた女性の姿をした妖怪です。彼女は、美しさで男性を誘惑し、水中に引きずり込む恐ろしい存在として描かれ、地域ごとに異なる伝承があります。水の危険を警告する教訓的な妖怪であり、日本の妖怪文化における不気味な存在の一つとして、長く語り継がれています。

常に髪が濡れた妖怪で、特に海や川など水辺に現れます。蛇体として描かれることもあり江戸時代の妖怪画集『百怪図巻』や『画図百鬼夜行』などには、蛇体の女性の妖怪として描かれています。しかし、当時の古典資料では濡女が蛇体であるという明確な記述は確認されていません。

江戸時代の文久2年(1819年)に記された話として、越後国(現・新潟県)と会津(現・福島県)の境にある川で、若者たちが船で木材を得ようとした際に濡女と遭遇したという話が伝えられています。髪を洗っている女性を見かけた後、その場所に向かった仲間たちは戻って来ず、濡女の尻尾が3町(約327メートル)にも及んだという恐ろしい話です。
この話から、濡女が蛇体であると考えられていますが、具体的な姿は描写されていません。

蛇女とは?

見世物小屋で、鼻から口から蛇を通したり、蛇を食いちぎったりする女性のパフォーマーがいます。私自身も新宿の花園神社で実際に多数の芸の1つとして見たことがありますが、動物が好きなのであまり良い気分はしなかったです。。。

見世物小屋自体が衰退してしまっている理由として、単純な動物的本能の刺激だけを求める人間が少なくなったからではないでしょうか。ネットなどで映画やドラマで十分な刺激を得られる現在では、実際に現場で非道徳的に殺戮することに嫌悪を抱く方も多いように思えます。

どの半人半蛇になりたいですか?

蛇×女性の沢山の存在を紹介してきました。それは、魚×女性のマーメイドの皆様も興味あるかな?と思って記事を作成をしたのですが、2025年の蛇年はどのような蛇×女性に挑戦したいですか?

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